銀行の選択
給料の受け取りにあるいは家賃、電話代などの支払いに、どうしても銀行に口座を開設しておく必要があります。
銀行の選択は大きく分けて2つあります。
1.Filialbanken (各都市に支店のある大手銀行)
各支店の窓口で口座開設申請、送金、預金、借入金、自動引き落としなどの相談をその場で受け付けてくれます。
よって、サービス面では下の2番より大きなメリットになります。
更に希望により、自宅で送金手続きなどが出来るオンラインバンキングも申請出来ます。
2.Direktbanken (支店はなく、一切の手続きはオンラインか電話で申込・処理)
1番に比較して、支店維持費、人件費などが大幅に少ないため、サービスは通常無料で行っています。
但し1番のように窓口がないため、サービス面では圧倒的に劣りますし、更にコンタクトがオンラインか電話になるため、ドイツ語が必要になります。
Null-Euro-Konto (無料口座) <補足> ECカードをなくしたらどうするか? 損害賠償: ECカードは外国でも、現金引きおろしや支払い手段として問題なく使用出来るか? 1.ヨーロッパ内であれば、問題なく両方に使える。 但し、現金引きおろしの場合、銀行手数料が徴収される。一般的に金額の1%、又は最低6,–EUR位。 <補足> 手順は 提携していない他の銀行の現金自動支払機では、手数料3-5EUR請求されます。 自分の口座のある銀行又は提携関係のある銀行での自動支払機で現金をおろす場合、手数料は EU規定をEU各国で統一する事になり、それにより銀行業務の簡素化、敏速化を図る。 重要な変更点: 2. 逆に口座番号(Konto)と銀行番号(BLZ)が間違っていても、それが実際に存在すれば送金される。 3. 送金に要する日数は従来通り、窓口送金は4日以内、電話やインターネット送金は平日3日以内。 この規定は2009年10月31日よりEU内にも適用される。 4. 外国送金の場合の手数料は自動的に差し引く事は出来ず、前以て金額を明示せねばならない。 5. 自動銀行引落方法は 6. ECカードの紛失やオンラインバンキングの詐欺に会った場合、顧客は最高額150EURまでの自己責任を負う。 それを超える金額は全て銀行の負担責任となる。 <追加> 口座解約料金 クレジットカード年間料金 銀行苦情料金 銀行送金調査料金 銀行不正料金苦情 銀行口座問い合せ ECカード/クレジットカードの再発行 自分の口座への出入金 口座の資金不足 <追加> <追加> 例:(最低料金) 1%の料金ではなく、引き落とし額に関係なく、一律料金の銀行もある。 <追加> |
口座(Konto)の種類
◎ | ○ Girokonto (普通口座) 全てのお金の出し入れに使用される口座。 給料入金、家賃や電気代などの支払い。 その記録は定期的に銀行から郵便か(有料)、各支店の印刷機で印刷か、インターネットで閲覧、印刷出来る。 よって大抵の銀行はこの口座に手数料を請求しているが、競争の激化で毎月最低入金額などを条件に無料にする銀行も出てきた。 (上述の<銀行の選択>の比較表<月額料金>参照) 貯蓄用ではなく、お金の出し入れに使用される口座なので、この口座に残っている資金には金利が付かないか、僅かにしか付かない。 口座が小学に限ってマイナスなる事は許されるが、高額な金利が請求される。 必要性は別にして予め銀行と融資枠と金利を決めておくと良い。 大抵の銀行はこの口座に手数料を請求している。 銀行に問い合わせ、交渉する必要がある。 例:Deutsche Bank 4,99EUR/月 Sparkasse Duesseldorf 5,20EUR但し給料などある限度額以上の金額が毎月定期的に入金がある場合は無料になるケースが増えつつある。 銀行に問い合わせ、交渉する必要がある。 例:Postbank 1.000EUR以上 暴利に対する批判が高まったため、一部の銀行では金利を下げたところもあるが、まだ充分ではなく、連邦議会でマイナス口座に銀行が請求出来る 取立て防止口座(Pfaendungsschutzkonto=P Konto)が簡単に開設可能になった。 ○ Sparkonto (貯蓄口座) ○ Tagesgeldkonto (Termingeldkonto) (一時的預金口座) ○Festgeldkonto (定期預金口座) ○ Kreditkartenkonto (クレジットカード用口座) 無料口座 (Null-Euro-Konto) <補足>
|
|
普通口座(Girokonto)開設の申し込み
◎ | 銀行窓口又はダイレクトバンクではオンラインで口座開設申請書(Kontoantrag)を記入し申請します。 この口座より全ての銀行送金、家賃・電気料金などの定期支払いなどが可能。 通常この口座の開設の条件として給料などの定期入金が要求されます。 自宅PCで送金手配などが出来るオンラインバンキングも可能で、手続きは全てドイツ語になります。1.前述の銀行検索で口座を開きたい銀行を選択。 a. 銀行により口座名が違う場合があるし、同じ銀行内でもいろいろ口座名がある場合がある。 b. 金利も銀行により多少違ってきます。 (各銀行のHP参照)2.その他必要書類 a. パスポート b. 給与明細書 (不要の場合もあり) c. 住民登録書 (Meldebescheinigung-不要の場合もあり。取得の仕方はトップページの<ドイツに行こう!>-<住民登録・住民局>を参照)銀行窓口での手続きの場合は、申請書も銀行の係員が手伝ってくれますので、ここで終了。 オンライン手続きも一緒にしてくれます。 また、口座に出金、入金などの動きがある度に、口座勘定書(Bankauszug)が発行されます。これを郵送させますと、 毎月送料(Versandkosten)を、その費用として数ユーロ落とされます。 各支店に現金自動支払機と一緒にプリンターが用意されているので、そこで印刷出来ます。 又はオンラインでも可能。 よって口座勘定書(Bankauszug)の郵送は不要としておく必要があります。ダイレクトバンクの場合は更に 3.近くの管轄郵便局窓口での手続きになります。 PostIdent-Formular (郵便局照合審査フォーム)は郵便局の窓口で口座開設申請者が本人であるかどうか審査するものです。 4.数日後、関係銀行より開設通知があり、送金などオンライン手続きに必要な |
◎ | 銀行の貯金金利の比較 銀行口座を開く場合は通常入金、支払い、送金などが出来る普通口座(Girokonto)と呼ばれる口座を開く。 しかし貯金に対しよりよい金利を得るにはTagesgeld-konto(日銭口座?)もある。 これは長期の定期預金ではなく、ちょっとお金に余裕が出てきたので、短期間だけ預金し、 しかし必要であれば何時でも引き出せる口座。 最高6%も!(2月現在)金利の比較はこちらAnlagebetrag(貯金額): 例 5000 (ユーロ) Anlagedauer(期間): 例 90 (日) Einlagensicherung in voller Hoehe?(保証金額は全額?): 例 ja Nur Onlinekontofuehrung?(オンラインのみ?): 例 nein |
◎ | 銀行の借り入れ金利の比較 銀行からの借り入れ金利の比較はこちら期間(Monate): 例 12 36 48 60 … 借り入れ金額(Kreditbetrag): 例 2500 5000 10000 20000 …. 右側のAnnahmen … をクリック 下に銀行名、年利、月額返済額、手数料、銀行へリンク、認可の可能性(緑のグラフ)、認可の時間 が表示される。ローンの場合の債務保証保険 (Restschuldversicherung) 銀行とのローン契約を結ぶ際に、債務保証保険(Restschuldversicherung)を要求される事がある。 これはローン期間中の死亡、失業、事故などでローンが支払えなくなった場合、残額の債務を保証する保険。 ローン金額の0,1%位一回限りで請求される場合があるので、不要の場合はその由銀行と交渉する。早期解約損害賠償 (Vorfaelligkeit-Entschaedigung) 1987年に債務者がローン契約を期間中に何時でも早期に解約出来る権利は法令で廃止された。 よって、早期解約の場合は債権者は損害賠償の名目で何らかの金額を請求出来る。 |
オンラインバンキング
口座開設した銀行で申請する。
すの銀行のウェブサイトへ提供を受けたパスワードとPINナンバーでアクセスして、そこからオンラインで口座内容チェックや送金が出来る。
それには更にTANナンバーが必要。
一回の送金リミット額も設定出来る。
TANナンバー送付方法変更
オンラインバンキング・安全性強化のため、TANナンバー送付方法変更された。
オンラインバンキングに必要なTAN-ナンバーは、通常関係銀行から郵送されてきたが、それが廃止される。
より安全性を高めるために、その代わり、
1.TAN-ジェネレーターの導入 – 関係銀行で約10EURで購入。バンクカードを差し込んで使用。
2.TAN per SMS – 送金毎にTAN-ナンバーを携帯電話に送信してくるもの。 このSMS送信に約10Cent課せられる。
何れも、電話または銀行窓口で申請出来る。