ドイツの電気製品
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電気製品

ドイツでの電気は230ボルトで、差し込みが丸ピン(殆どがプラグC、部分的にSE)なので、日本から持ち込んだ電気製品にはプラグ変換機と変圧器〈トランス〉が必要になります。

(プラグC) (プラグ変換機) (変圧機)

電圧が日本の110ボルトと違って230ボルトと高圧のため、家庭で使用している電球が良く切れます。
又お子さんがコンセントに触れて感電しないように、蓋付き差し込み保護(Kinderschutzabdeckung)があり、差し込んでカバーして置きます。 電気製品店や売り場で買えます。
写真のものは一個4EUR見当。   テレビ
ドイツでのテレビはPAL方式で、日本のNTSC方式と違います。
よって、テレビ受像機は日本より持参しても無駄になります。
ドイツで販売しているテレビ受像機は、通常両方の機能を持つマルチ方式になっており、日本から持ち込んだビデオも見られます。
 

電気節約電球 (Energiesparlampen)

最近、電気節約電球の需要が増えつつあります。
電球の価格は従来の電球より10倍、又はそれ以上高くなりますが、節約電球の寿命、電気代の節約を考慮すると、
下のトータルコストの比較の通り、かなりの節約なり、お得になります。
そこで、節約電球をここにご紹介しましょう。
節約電球
5倍の明るさ (通常電球60Wattに対し11Wattで充分)
寿命: 15.000時間、つまり通常電球の寿命1.000時間の15倍!も長持ちします。
更に電気代80%まで節約
電球に流れる電気の内25%が光りになる。
点滅の頻度にも強い。
価格: 5 – 20EUR (メーカーやモデルによる)
種類:
ソケットも小さなもの – E17 (蝋燭電球用など)
ソケットの大きなもの - E27 (スタンダード)

(E17 蝋燭電球用など) (E27 スタンダード)

があり、
又、形状もいろいろ違ったものがあります。 5Wattから24Wattまで
今までは明かりが冷たい印象を与えていたが、最近ではいろいろな光りの色があり、従来の電球のように暖かい色が欲しい場合は、warmweiß(記号827 Kelvin)やextra warmweiß(記号2700Kelvin)がお勧めです。
メーカーはOsram、Philips、Megamanがあります。

従来の通常電球 (Glühbirne=Glühlampe)
寿命: 約1.000時間
電球に流れる電気の内、たったの5%しか光りにならず、他は熱となって逃げてしまう。
点滅の頻度にも弱い。

実際の節約度計算:
1個の節約電球の寿命15.000時間で比較してみると
Osram Dulux EL 20 20Watt  従来電球 100Watt
電気代 0,15/kWh =  45,–EUR        225,–EUR
電球代 8,95EUR  15.—EUR (1.000時間 X 15個=15.000時間)
合計 53,95EUR  240,–EUR
つまり、概算で約186,05EURの節約となります!
但し、節約電球には水銀が使用されており、特別なゴミ処理が必要になります。

更に節約電球はこれかもますます安くなっていくものと思われますが、3.000時間しか持たない安い電球もあり、梱包の耐久期間の表示に注意して下さい。
3.000hや15.000hなどが表示されています。

節約電球は、通常電球に比較して、頻繁なスウィッチの点滅にもかなり強くなっています。
明るさの比較例
節約電球   通常電球
5W      25W
10W      50W
11W      60W
20W      100W <追加> EUは2008年中にも、地球温暖化防止の一貫として、従来の電球の使用を段階的に禁止して、この節約電球だけの使用を義務付ける法案を作成し、
2009年春頃から執行する方針を固めた。
これにより、欧州全体で取り合えず、8億円から13億円の節約、ドイツで全部節約電球に切り換えたとすると年7,5百万キロワットの電力、4,5百万トン、
欧州全体で2千3百万トンのCo2の節約につながると云う。
<追加> 2012年秋までには段階的にこれまでの従来の電球は全面的に販売禁止になる。
2009年9月1日より100ワットの電球と全ての曇りガラスの電球が販売禁止される。
現在これらの電球の買いだめが消費者の間で行われおり、品不足になりつつある。

通常電球の販売禁止
01. 09. 2009 より100ワット及び全ての曇りガラス電球
01. 09. 2010より75ワット電球
01. 09. 2011より60ワット電球
01. 09. 2012より40及び25ワット電球
違反した場合メーカーは50.000EUR以下の罰金が課せられる。 <追加> 100ワットの家庭用通常電球が2009年9月1日より販売禁止が実施された。
消費者はそのため買い溜めに走り、殆どのスーパー、小売店で100ワットの電球が品切れになった。