ドイツの学校
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ドイツの学校制度


ドイツでは全国統一の学校制度ではなく、州によって違う場合があります。

幼稚園 (Kindergarten)
3才から5才までの3年間。 但し任意。

基礎学校 (Grundschule)
第一次教育 (Primarstufe)
1学年(6才)から4学年(9才)までの4年間。
義務付けされています。
学年はここから通して数えられます。
最初の2年間は成績重視を避けるため、成績評価はなし。
ベルリンは6学年(11才)までの6年間。

5学年(10才)から希望と成績によって、次の進学学校を選択する。
第二次教育I (Sekundarstufe I)
進路決定教育期間(Orientierungsstufe)とも云われる。
つまり、

2.本科学校 (Hauptschule)
5学年(10才)から9学年(14才)までの5年間。
希望により10学年(15才)まで可能で、この場合は次の<Mittlere Reife>の修了資格と同等扱い。
卒業後、職業に就く生徒が主に対象。 よって学科以外に職業実習も重んじられる。
卒業後、まず実習生(Auszubildender)として就職して行くか、職業学校(Berufschule)か職業専門学校(Berufsfachschule)や専門上級学校(Fachoberschule)に進む事が出来る。
又は

3.実科学校 (Realschule)
5学年(10才)から10学年(15才)までの6年間。
広範囲な教育を受ける事が出来る。更に職業訓練がギムナジウム (Gymnasium)より重要視されて教育される。 卒業試験合格後、<Mittlere Reife>としての修了資格。 職業専門学校(Berufsfachschule)に進む事も出来し、成績が良ければ、ギムナジウム(Gymnasium)に移る事が出来る。
又は

4.ギムナジウム (Gymnasium)
5学年(10才)から10学年(15才)までの6年間。
卒業後、大学(Universitaet)又は専門高等学校(Fachhochschule)で勉学を続けて行く生徒が対象。
職業実習は殆どなく、学問中心の学校。

州によっては、Grundschuleの後、上述の3つ学校にわかれるのではなく、5.Gesamtschule(集合学校)として、全ての生徒が同じ学校に行く。
現在ドイツ全国統一の学校制度の導入について議論されている。

ギムナジウム (Gymnasium)やGesamtschule(集合学校)の6年後に更に幾つかの専門学科に集中勉学する事が出来る。
つまり、
ギムナジウム高学年 (Gymnasiale Oberstufe)
11学年(16才)より、州によって2-3年、通常13学年(18才)までで、 第二次教育II (Sekundarstufe II)とも云われる。
<Abitur>と呼ばれる卒業試験合格で修了。
それから学問を大学(Universitaet)で続けるか、専門高等学校(Fachhochschule)に行くことが出来ます。

大学(Universitaet)は純粋に学問に力点が置かれ、様々な学部・学科があり、所謂総合大学に対し、専門高等学校(Fachhochschule)はある分野に限定された学部・学科しかなく、また学問専門の大学よりも就職に役立つ実践面に力を入れている。期間は何れも6年位。
専門高等学校(Fachhochschule)の中には、優秀と国と州から認められた場合、Elite-Uniとして認定され、この名前を使用する事が出来、国や州から追加援助金が数億円単位で支給される。
2007年10月現在で9校
Fachhochschule in Aachen、Freiburg、Göttingen、Heidelberg、Konstanzなど
Universität in Berlin、München、Karlruhe