W杯に続く勝利
まだ記憶に新しいサッカーワールドカップのドイツ戦の日本の勝利は、先日のフレンドリーマッチでもまた見せてくれました。
サッカー大国のドイツからの金星に日本は大盛り上がりです。
ドイツは、日本戦までの戦績も悪く、格下のチームに対して調子が今ひとつなのは間違いありません。
この結果、フリック監督が解任されてしまいました。
勝因はメンバーのコンディションと戦術
日本の選手層は、今や欧州でプレイしている選手が大半を占めます。
それだけ、欧州の選手たちとのフィジカルコンタクトやスタイルに慣れていて、技術的には劣らないテクニックを発揮できた結果でもあります。
ただ、W杯でも言われていたように、日本の選手の体力は欧州勢と比べるとやはり劣るため、前半はあまり動かないようにする時間を作るとか、戦術的にも海外のチームとは違うようです。
それを見たドイツの実況が、日本はなぜボールを回しているだけの時間が多いのかと疑問視していましたが、これは体力を温存するための戦術でもあります。
今回は、ドイツの選手たちの調子が悪いと言うのももちろんありますが、日本は逆で、主力選手のコンディションが非常に良いと言えます。
フレンドリーマッチということもあり、思い切ったプレーも出て、功を奏しているのが伺えます。
日本のレベルも確実に上がっている
１０代からスペインのバルセロナのユースでプレイしてきた久保選手などは、言葉はもちろんのこと、スペインのサッカーを叩き込まれてきた選手です。
こんな類稀な才能と経験を持った選手が日本代表にいる事が、様々な面でも頼もしく思えます。
他にも欧州やドイツで結果を出している選手が多く、今回の勝利も大金星とかまぐれとか、そういうレベルではなくなってきています。
それはドイツメディアのコメントを見ても、そう感じます。ただ、今回のように日本の試合運びを見れば、まぐれではないのがわかります。
確かにドイツは強いです。そんな強豪相手に勝てば、どんなチームも大金星です。
それでも、１０年前と今では、その差は縮まりつつあるということですから、見る方としても楽しみになっています。
Jリーグが発足して、日本が初めてワールドカップに出場した時から日本サッカーを見ていますが、ここまで強くなるとは思いませんでした。
今後も目が離せない、非常に楽しみな日本サッカーです。
