年末から連鎖反応のように起きているドイツ鉄道のストライキ
ドイツ鉄道労組が、各地でストライキを起こしています。
運転士をはじめとするスタッフの労働環境改善とベースアップのために起きていますが、実際にドイツ人の知人も労働環境は悪いといっています。
それはそうかもしれませんが、このストライキで移動の手段を奪われる一般市民はたまりません。
毎年恒例となっていますが、今回は結構長いと感じます。
返金手続きが煩雑で面倒
ストライキにより当然チケットの返金が生じますが、この返金プロセスもドイツでは大変です。
このデジタル化を進めている時代に、紙のフォームに必要事項を記入して郵便で送付するというアナログ仕様です。
しかも、何週間もかかります。何万人と言う人がこのストライキで返金を求めますので、いつお金が帰ってくるかわかりません。
電車の延滞によって、飛行機に乗れなかった場合も返金請求が可能と読みましたが、さらにハードルは高そうです。本当に保証してくれるのか信じられません。
ある人が言うには、この面倒な作業を利用者に強いて、返金を諦めさせようとしているのでは?と言う人も。
本当にそう思いたくなるほど面倒です。
しかも、それによるドイツ鉄道側のスタッフも仕事が増えるだけで、とんでもない数の返金作業をマニュアルで行うわけです。
ストライキを起こす前に、働き方の変化も求めた方が良いような気がします。
とにかく、ドイツの風物詩のようになっていて、誇れるものではありません。
そろそろこのストライキも終わるようですが、他の方法はないものかといつも思います。