
サッカーワールドカップ、カタール大会
サッカーワールドカップが始まり、日本は初戦の相手強豪ドイツに大金星をあげました。
試合を見ていた人も、サッカーファンも驚きと共にSNSなどで伝えていますが、試合の流れは日本にあった様な気もします。
ドイツもチャンスはたくさんあったけど、物にできずで、PKで得た1点だけ。
反面、日本は同点位追いつくと、選手の緊張も取れたのか勢いづき、そして冷静なトラップからの逆転ゴールでした。
ドイツのTVは意気消沈という感じでしたが、まさか日本に初戦敗れるなど考えてもいなかったでしょう。
試合前は日本を警戒していたドイツ
この何十年かで、日本の選手も多くがドイツのブンデスリーガで活躍しているのは、周知の事実です。
世界的に見れば、まだまだの日本も着実に実力をつけてきたと言えます。
テクニックはもとより、体格差のある選手とぶつかり合うことで、W杯でも怖がることなく互角に試合に臨むメンタルがあります。
試合の雰囲気にも飲まれることなく、堂々とピッチに立っていると思います。
試合前のインタビューでは、ドイツは日本を軽く見ていないと言っていましたが、それなのにあの試合結果では、本当にそう思っていたのか疑問です。
表向きは警戒して、実際は余裕で勝てると思っていた選手もいたのではないかなと勝手に想像しています。
とにかく、大金星の日本。サッカーファンでなくとも、喜んでいる人が多いでしょう。
カタール大会の闇
今大会は、カタールの気温を考慮して、11月に開催という珍しい時期の大会です。
このカタール大会の決定にあたってもそうですが、スタジアム建設のために6500人もの人が強制労働で亡くなっているという報道がされて、由々しき人権問題だとして、ボイコットするべきかと議論が出ました。
イギリスBBCなどは、講義の意味を含め、カタール大会の開会式を放映しませんでした。
FIFAには毎回色々とお金の問題が付き纏います。
不正疑惑や賄賂で便宜を図った疑いなど、これだけ大きな大会であり、今回の様な強制労働による死者、人権問題となれば、ボイコットという話が出ても当然でしょう。
勝っても素直に喜べない人や今回は試合を見ないと宣言している人も見かけます。
サッカーという競技や選手たちに罪はありませんし、将来サッカー選手を夢見る子供たちにとっても、こうした大会がなくなるのは寂しいことです。
お金の問題や人権問題をサッカーワールドカップに絡めても、子供たちにはピンとこないでしょう。
せめて子供たちのことを考えて大会運営をしていれば、こんな疑惑は生まれないでしょう。
差別根絶を宣言しているFIFAと選手たちですが、裏でもっとひどいことが行われているのであれば、なんの意味もありません。
人気サッカー選手の膨大な額の年棒も話題になりますが、そんな莫大な額のお金が一人のサッカー選手に必要なのか?
子供たちが純粋にスポーツという枠のサッカー選手に憧れて夢を追いかけてほしいと思います。