北京五輪開幕。8回目の五輪出場のドイツ人選手
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ドイツの曰く付きレジェンド

スピードスケート女子で、8回目の出場となったクラウディア・ペヒシュタイン選手は49歳。今回の北京冬季五輪で旗手を務めました。

そんなレジェンドである彼女のキャリアは素晴らしいものですが、2009年のドーピング検査で引っかかり、2010年のバンクーバー冬季五輪出場を逃しています。

ドーピング違反で2年間の出場し確定処分を受けました。

ドイツ国内でも、彼女の印象はこれまでの成績とは裏腹に分かれます。

中国に対する強硬姿勢のドイツ新政権

今回の北京五輪は、北欧で決まっていた開催がキャンセルされたため、中国が手を挙げて実現しました。しかし、人権問題に厳しいドイツは、緑の党の外務大臣であるベアボック氏が中国に対して厳しい態度を取っていて、メルケル政権時のような友好関係でのスタートとはなっていないようです。

加えて、ウクライナとロシアの問題もあり、仲裁に入る形の西欧諸国では、選手団を派遣していない国もあります。

政治色がどうしても強くなってしまうオリンピック。年々、オリンピックの価値が下がっていると思うのは自分だけでしょうか。

それでも、出場を目指してトレーニングをしてきた選手に罪はなく、競技を見れば純粋に素晴らしい世界トップクラスの駆け引きが見えます。

選手の活躍には、敬意を表したいと思います。中には母国が大変な時に出場する選手もいて、本当に頭が下がります。

北京五輪の後

五輪開催までに、コロナ厳戒態勢を敷いた中国。本当かどうかわかりませんが、陽性者が出た集合住宅では、当局者が家の外から溶接でドアを閉めて出れないようにしたり、米粒1つまで外には出るな!などとパトロールをする中国当局の人の姿も動画で見ました。

あまりにも極端なやり方に批判もあります。それでも、コロナの陽性者は出ているようで、五輪後に一気に放たれ、また逆戻りにならないか不安です。