スーパーで買い物をすると
最近は、カードやセルフレジで買い物をする事も増えてきました。
つまり現金をあまり使わなくなって、数年経ちます。
昔の話ではありますが、いわゆる小さな八百屋さん的なお店でよく思っていた事があります。
それは、レジのおばさんの計算方法です。
計算方法と言っても、もちろんレジを打ちます。
いくら昔とはいえ、商品を一つずつ数えていたわけではないですが、問題はお金をこちらが渡して、お釣りをもらう際のこと。
例えば、7ユーロの買い物をして、10ユーロ札を出します。
普通は10−7で、3ユーロのお釣りです。
しかし、小さなスーパーのおばさんは、明らかにそうではなく、自分が出した10ユーロになるまで、7ユーロから足し算をして行きます。
8、9、10といった具合に、声を出して、自分の手にコインを順番に置いて行きます。
ほら、これで10になったでしょ?といわれました。
最初は、スーパーのマニュアルかと思っていたのですが、他の小さなお店へ行っても同じことが見られたので、そうでもなさそうだと思いました。
引き算が苦手?
そんな話をあるドイツ人にしたら、「言い方は悪いけど、学歴が低いドイツ人は、引き算が苦手なんだ」と言っていました。
ええ、そうなの???
でもいわれてみると、お釣りの出し方に戸惑ってしまうレジの人も結構いました。
自分が細かいお釣りをもらいたくないために、1セントや2セントのコインを後からパッと出したりすると、途端にいくらがお釣りなのか分からなくなり、全然違うお釣りが返ってくる事も多々ありました。
ドイツの知人がいうように、計算が得意ではなさそうな感じでした。
なるほど、自分の感じた違和感は、そこから来ているのかもと思いました。
まさか、レジのおばさんに引き算が苦手なんですか?と聞けませんし、最終的にお釣りが合っていればそれで文句はありません。
今では、キャッシュレスが増えて、コインすら触らないで買い物が済んでしまいます。
コロナ以降は、カードをパッとかざすだけで、支払いが完了するようなシステムが増えましたし本当に便利です。
いくらお釣りを渡せばいいかも、考えなくて済みます。
引き算が苦手な人には、画期的なカード、コンタクトレス決済です。
もし小さな現金のみ使用可能のお店に入ったら、お釣りをもらう際に足算をしていないか観察してみると面白いかもしれません。