
こんな記事を見つけました
https://news.yahoo.co.jp/articles/1154c4fb7880ede4540d6e15506e084838406206
ドイツのアウトバーンいついて書かれた記事ですが、確かに日本の高速道路と比べて、スムーズに流れている印象があります。
追い抜き車線の優先もその通りで、速い車が来ると、遅い車はすぐに走行車線に戻り譲ります。
これはもちろん事故を避けるためで、決して良い気分ではありません。
後ろから迫ってくる速い車をミラー越しに見ると、ドイツの場合、かなり怖いのです。
速度無制限区間
ドイツのアウトバーンは、制限速度のある区間とない区間があって、ない区間はスポーツカーなどの車がかっ飛ばしています。
記事では、日本との死亡事故率の差を示していますが、ドイツでもこの速度無制限区間を廃止にする議論がされています。
単純に危ないからです。実際に事故は多いですし、若者の運転技術の未熟さで起こる事故が多いため、無自覚なドライバーは、無茶をしがちです。
免許取りたての若者の事故は、毎日の様に起こりますし、それがアウトバーンなら、大事故になります。
アウトバーンが、スムーズに流れているのも事実ですが、事故も多いのが現実です。
他のドライバーには、時速200km以上で走る車は脅威でしかありません。
自分もドイツのアウトバーンで走る際は、そうした速度無制限区間が一番怖いです。
自分が通常のスピードで走っていても、運転技術の浅いドライバーが、後ろから追い抜いていく場合は、気が気でありません。
ドイツ車の頑丈さとアウトバーンでのバランス
日本では、輸入されたドイツ車は、燃費を重視して、ドアの中の鉄板を抜く、なんてことがよく言われましたが、確かに軽量化はしている様です。
ドアの重さよりも、アウトバーンで時速200km近く出してもブレない設計がなされていると、自動車業界の人に聞いたことがあります。
欧州は陸続きで、道が長い。そのため、走行距離も長くなり、より快適な乗り心地が大事になります。
ドイツ車は、とにかくアウトバーンを基準に設計されていて、高速走行でもブレない、安定しているのが特徴です。
タクシーに使われている、安いバージョンのメルセデスベンツですら、空港までの走行は一切ブレません。
一方で、日本車でドイツのアウトバーンを走行すると、スピードに耐えられなくなり、揺れ出します。
それは日本の高級車でも同じで、セダンタイプの高級日本車を実際ドイツのアウトバーンで走らせたそうですが、怖くてスピードが出せなかったそうです。
スポーツカーの場合は日本車でもそこまでではないと思いますが、それくらい、設計が違うと言うことです。
現在は、欧州国内の製造拠点がある日本車も、そうした高速走行を考慮した設計になっている様ですが、色々と基準が違うと言うことの様です。
故障が少ないのはやはり日本車
車大国のドイツでも日本車は人気です。
車付きが多いとはいえ、一般のドイツ人は安くて丈夫な車を求めます。
その中でのドイツ車の信頼度はやはり高いのですが、日本車も故障が少ないと言う理由で人気です。
2023年の現在においても、欧州車の電気系統、ソフトウェアの不具合は日本車に比べて多い様で、そんなのは昔の話と思っていたのですが、未だにある様です。
最近では、欧州車でも日本製のトランスミッションを採用したり、日本製の部品を使用していたりして、車の精度も上がっています。
以前、道端で新車の欧州車を見かけ、オーナーが車に乗り込みました。
しかし、何度やってもエンジンがかからず、5回目くらいでやっとエンジンスタート。
その光景を見てびっくりしました。明らかに、最近出たばかりの新車です。
原因はもちろんわかりませんが、そんなものかと思いました。
偶然かと思い、友人にもそのメーカーの車のことを聞くと、それはあのメーカーなら十分あり得る。絶対に買うな!と言われました。
特に冬場は気温も上がる欧州で、エンジンがスタートできなかったら意味がありません。
山岳地帯では、日本車の4WDが圧巻
ドイツのお隣スイスでは、アルプスの地方へ行くと、地元の人の車は日本車が多いです。
特に4WD車が主流で、冬の雪道を登り切る丈夫な車が好まれています。
地域別に各メーカーが営業をかけておそらく自治体とも協力しているのか、見事にエリア別に日本のメーカーがひしめき合っています。
この地域はTOYOTA、あちらの地域はSUBARU、SUZUKIといった具合に、4WDに特化したメーカーの日本車が、家の前に駐車されています。
本当に面白いくらい、地域別に別れているのがわかります。
農家も多いので、とにかく丈夫で実用的な車を求めている様です。
デザインは欧州車が魅力
記事では、欧州車のデザインにも触れていますが、その通りで、後ろ姿のデザインは、やはり欧州車には敵いません。
追い抜きざまに見せるテールのデザインは、ドイツ人がこだわる部分でしょう。
どんなに安いクラスのドイツ車でも、テール部分のデザインに凝っているのはわかります。
その点、日本車はフロントはかっこいいがテールはイマイチと言うデザインが多いかもしれません。もちろん個人の好みもあるので、なんともいえませんが、そうした傾向にあります。
通勤で毎日走行する人も、旅行で走行する人も、ドイツのアウトバーンは快適です。
その反面、速度無制限の区間は、十分注意して自分の運転技術と車の性能を熟知して、安全運転に努めましょう。