フランクフルト中央駅で銃殺事件
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人が行き交う中央駅で銃を取り出し

今週、火曜日の夜、フランクフルトの中央駅でトルコ人の男性が至近距離で撃たれて亡くなった。

この事件の犯人は逮捕されているが、どうやら過去にトルコで起きた殺人事件の復讐だということがわかった。

トルコの南部にあるいちご畑で働いていた男性が何者かによって殺害され、犯人はドイツへ逃亡した。

12発も銃弾を撃ち込まれた相当強い怒りを持ったものによる殺人事件。

しかし、被害者の家族がドイツに逃げた犯人とその関係者を探し出し、今回の冷酷な至近距離からの銃殺となった。

公開処刑だ。

クルド人とトルコ人の憎しみ合い

クルド人といえば、日本の川口市にクルド難民が多く、問題視されている。

元々日本は難民をほとんど受け入れていないが、どうやらトルコ人として日本に入国後、難民申請するとか。

あとは芋づる式に家族や兄弟を呼び寄せる感じで、ドイツのそれと変わらない。

トルコ人としてと書いたが、クルド人はトルコの中での少数派民族で、迫害された歴史がある。

いわゆる国家を持たないがパスポートはトルコとしている人が多い。

もちろんトルコ語も話せる人がほとんど。

中国の中のチベット自治区やウイグル地区と同じだ。

この違いや歴史的背景を日本の人はほとんど知らないで、メディアに取り上げられたニュースを目にして不良外国人だと問題視している。

もちろん、犯罪行為はどこの国でも国籍でも許されない。

移民ならその国に敬意を払って、言葉や文化を覚え、社会に馴染む努力をしなければいけない。

こうした問題は、中東から東ヨーロッパでは多くあり、日本では話題にはならない。

他国の背景を知ることで、こうした事件の見方も変わる。メディアはもっと取り上げてほしい。

とにかく、こうした個人的な復讐劇を移民先の国でやってほしくはない。

先日第2党となったAfdが、おそらく今回の事件も取り上げて、国民の不安を煽る形で支持率を伸ばそうとするだろう。

結局、差別が差別を生むだけで、堂々巡りな気がする。

今回は、一般市民が巻き込まれなかったのは幸いだと思う。