日本のクルド人問題について、トルコ人の見解
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日本の住むトルコ人の見解を見て

現在、ニュースでもよく見るようになった川口のクルド人問題。

これについて、ネット番組で在日トルコ人の見解を聞くことができた。

日本語が堪能なトルコ人の人が、トルコ民族とトルコ国籍の観点からその背景を詳しく説明していたので、非常にわかりやすかったのと、欧州に住む自身の知見との答え合わせのような感じで見させてもらった。

ドイツに住んでいれば、一度は耳にするトルコ人とクルド人の民族闘争。ドイツ国内でも、この2つのグループが衝突し、乱闘騒ぎを起こすため、ドイツ人は嫌っている。

まあドイツ人でなくても、こうした外国籍の人間たちによる乱闘騒ぎは嫌だろう。

日本で起きているクルド人の問題も同じだ。

しかし、日本人はクルド人の背景を知らない人がほとんどで、単なる外国人問題として扱っている。

在日トルコの人が解説するには、クルド人がトルコ国内で迫害を受けていたのは事実として、今ではそのような事は一部地域ではあるものの、国会議員の中にもクルド人がいるし、選挙で選ばれたクルド系のトルコ人も多いため、実質的には迫害の歴史は終わっているという事だった。

ただし、やはりクルド人に対して差別的なトルコ人は存在すると言う事は否定しなかった。

本当に難民なのか?

では、このクルド人が日本に来て難民申請をしているということは、成り立たないのではないか?

迫害の歴史に終止符を打って、選挙で選ばれたクルド人が政治政党を作り、堂々と活躍しているのであれば、クルド系トルコ人として市民権を得ていると言ってもいいだろう。

そうなると、難民申請というのは引っかかる。

日本で問題となっているのは、彼らの素行の問題ではなく、難民申請を却下され、仮放免という状態のクルド人が日本に居座っているということ。

それを取り締まらない日本政府の怠慢だということをこの在日トルコ人の人は言っていて、完全に納得した。

また、在日トルコ大使館もなぜもっと対応しないのか?ということも。

法律で、難民申請が却下されたら、正式なビザがないので不法滞在となる。

私自身もドイツでのビザが更新されなければ、不法滞在者として国を出なければならない。

なのに、その状態を何年もほったらかしているのは、日本だ。

非常に簡単なことで、国や自治体が野放しにしている話で、治安を悪くしているのは彼らではなく、日本政府自身なのはもっともな意見だと思った。

二重国籍の件もそうだが、とにかく曖昧な対応が多い日本政府。

裏金のスキャンダルばかりで、日本の政治家は何をしているのか?

国民の税金で自分の懐を満たすことしか考えていないのか?

そんなに仕事しないなら、普通の会社ならクビだろう。

日本市民のためにも、トルコやクルド系の人のためにも、きちんと対応してほしい。