ドイツで凶悪犯罪。交通課の警官2名射殺される
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29歳と24歳の警官が犠牲に

ドイツのKuselという街で、通常の交通取り締まりをしていた警官二人が、何者かによって射殺されました。コントロールをするために車に近寄って、突然撃たれたようです。

犯人は逃走していましたが、容疑者2名は逮捕されました。

逮捕された男の一人は、狩猟クラブに所属していたものの、2020年から猟銃のライセンスが切れていたということです。もう一人は32歳の男で職業不明。逮捕時は精肉店のエプロンのようなものをしていたということです。動機はまだ不明です。

ドイツの事件としては、警官が銃で撃たれるというあまり聞かない事件で、ショックを受けています。アメリカのように銃がどこにでもある国ではないので、余計に市民の不安を煽っています。

銃を突きつけられた友人も

学生の時、卒業旅行として一人で日本からドイツを訪れていた友人は、どういうわけか夜中の鉄道の駅で時間を潰していたそうです。その行動自体が危ないのですが、そこで近寄って来た男に銃を突きつけられた経験があると話していました。

銃は本物か偽物かわからないし、その男も一見ホームレスに見えたということで、真に受けず、手で銃を退けて立ち去ったそうですが、言葉もわからない上に、間違ったアクションをすれば本当に取り返しのつかない結末になったかもしれません。

日本の治安とはまったく違うという認識を

日本から来た学生が、ドイツの生活に慣れてくると、あまり身の回りの危険に注意しなくなることがあるようです。気が抜けたときに、そうした危ない現場に遭遇したりトラブルに巻き込まれたりしますので、ここは日本ではないということを肝に命じて生活してほしいと思います。

ドイツには、とにかく他のEU国を始め、様々な人種が社会生活を営んでいます。その中には、テロ組織の人間もいれば、戦争から逃れて来た難民もいます。外国人が犯罪者というわけでは決してないのですが、辛い境遇の中から脱出してドイツに安住の地を求めてくる人も多いです。そんな中で、ドイツの社会に馴染めず、のけ者にされ、差別を受けると、その怒りの矛先はドイツ人のみならず、無差別になって行きます。

各人の事情はともかく、日本では考えられないようなことがおきますので、十分気をつけないといけないと思っています。

今回起きた警官射殺事件は、ドイツ国内でも稀で、非常に凶悪かつ市民の不安を煽るものとなっています。いつもは起きないタイプの事件である上、警官射殺という衝撃的な事件です。これがたまたま警官だっただけで、一般市民が被害者となっていたことも考えられます。

ドイツに住む日本人としてもショックですが、もう一度自身の行動や身の回りの環境を見直してみるといいかもしれません。