ドイツ戦勝記念の演説はウクライナ侵攻の正当化
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ロシアのプーチン首相が演説

5月9日は、ロシアがいよいよ戦争宣言をするのではと言われていましたが、それはなく、ウクライナ侵攻の正当化と戦場で戦う兵士を称えるにとどまりました。ウクライナと侵略者と呼び、ロシア国民を守るためと演説しましたが、世界から見れば状況は全く逆です。ウクライナに攻め込んでいるのはロシアですし、ウクライナはロシアの国土には国土には攻めていません。ただ、ロシアからすると、ドンバス地方はロシア固有の領土と考えているので、ウクライナの侵略と表現していますが、やはり無理がある気がします。

ロシアにとっては中途半端な状況での記念日

ロシアにとっては、ウクライナの首都を完全に制圧して戦勝記念日を迎えたいのだろうと思いましたが、ドンバス地区や製鉄所も制圧できずにいます。兵士の士気も下がっていると聞き、これだけ長期化するのも予想外だったのではないかと思います。西側諸国はウクライナの味方で武器や装備の援助がありますが、ロシアはほぼ単独で戦力を配備しなければいけないので、誰が見ても勝ち目はないのです。ただ、化学兵器の使用をチラつかせているので、安易に攻撃というわけにもいかず、ずるずると伸びている感じがします。この状況をロシア国民が把握しているのであれば、ロシア国内からもっと戦争反対の声が出てもいいと思いますが、情報統制されているためそこまでの理解はありません。

世界を敵に回したプーチン

今回の戦争は、ガスの問題や経済制裁による危機も含め、世界全体に影響を及ぼしています。民間機の飛行ルートまで変わり、ガソリンは高騰、一般の人の光熱費も上がり生活に影響が出ています。戦争が終われば、ウクライナの破壊された街の復興や生活基盤を失った人々の復興があります。経済的損失は甚大です。
これだけのことを引き起こしたプーチンに居場所はないのではないかと思います。ベラルーシなどの数少ない味方とやっていくにも限度があり、共倒れになります。

言い訳にしか聞こえない、ウクライナ侵攻の正当化演説は、世界中が聞きました。これ以上最悪な事態を起こさせないために、先ずは戦争終結に導けたらと願います。