ロシアが天然ガス供給を減らす(ドイツは4割に)
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天然ガス供給減で、欧州に圧力

ロシアは、西側諸国への天然ガスの供給を減らすと発表しました。ドイツへの供給は4割になると言うことで、非常に危機感を募らせる状況になっています。本来であれば、西側諸国が、ロシアの天然ガス輸入を減らすと言う経済制裁を加えていたはずですが、先手を取って先に減らすぞと言う脅しでしょうか?

これにより、どこかで妥協点を探してるような気もしますが、長引けばロシアも自らの首を締める形になります。

石炭燃料を再開へ

これにより、ドイツは石炭火力の発電に一部戻すと言う意向です。脱酸素、Co2削減の方針とは真逆の状態になりますが、国民の生活を考えると当面は仕方がないと言うことでしょうか。

ガソリン価格の高騰も問題となっており、市民生活に支障が出てきています。電車や飛行機、光熱費といった生活に直結する固定費がかさめば、生活の質が落ちることも考えられ、ドイツ国内経済にも大きな影響が出てきます。

フランスとイタリアの首相とウクライナ訪問

このロシアの天然ガス供給減の発表と関連していると思われるのが、ドイツ、フランス、イタリアの首相のウクライナへの同時訪問です。ゼレンスキー首相に面会して、政治的アピールをした西側3国に対する、逆アピールにも見えます。ちなみに、フランスに至ってはなぜか天然ガス供給が0となっているようです。

西側諸国が、ルーブルでの支払いを拒否していた経緯もあり、ますます経済制裁も影響が出てきているのではないかと思いますが、やはり怖いのは冬の時期での燃料不足。秋冬までに何らかの話し合いを持って、この戦争が終結してほしいと願うのは、ロシアも西側諸国も本音のような気がします。