ドイツの引越し屋さん
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家族経営のドイツの引越し屋さん

ドイツから国境をまたぐ引越しをしたことがあります。車だと7、8時間です。流石に自分でワゴンを借りてやるには無理があり、ソファとかも運べない。3部屋のアパートでそこそこ荷物も増えて生まれたばかりの赤子もいたので、引越し屋さんに頼むのは最初から決めていました。

そこで、色々リサーチすると、どこの引越し屋さんも見積もりと称して家に家具や荷物の量を見に来ます。運搬が難しい家具がないかとか、危険なもの、国境をまたぐので、税関で引っかかりそうなものがないかなと、我々が申請用紙に記入したのと照らし合わせて見積もりを出します。

結果、一番親切で、値段も良かった家族経営のドイツ人の引越し屋さんに頼むことに決めました。

引越し当日の荷造りの早さに感動

やると決めたら、とことん集中するのがドイツ人。勝手にそういうイメージを持っていますが、まさにこの引越し屋さんがそうでした。3部屋3人家族、子供はまだ乳幼児ですが、そこそこの荷物です。自分たちでできる荷造りはしましたが、梱包が難しい家具などはお願いしました。

そして、4、5人の引越し屋さんが梱包から家具の運搬を始めます。うちで詰めたダンボールはあっという間にトラックに運ばれ、家具も綺麗に傷がつかないようにカバーをし、たった2時間でアパートは空になりました。

すごい!早い!丁寧!お値打ち!

しかも、経営者の息子と思われる人が、若くてフレンドリーで、文句のつけようのない仕事ぶりでした。

引越し先の国でも搬入は手早く、完璧

国境をまたいだので、税関の手続きから1泊の宿泊代金まで込みで考えると、この時の引越し費用は破格の安さだったといまでも思います。しかも仕事が早くて完璧。

引越し先に来たのは、確か2名だったと思いますが、日本式の3階の家に全て運んでもらいます。一番重いのは、洗濯機でしょうか?2名で大丈夫なのかなと心配しましたが、力強い男性2名は難なく仕事をこなしました。

おそらくドイツに住んでいて、一番良かった経験がこの引越しだったかもしれません。チップを2名別々に渡しましたが、この時ばかりはちょっと奮発して、帰りに良いものでも食べて下さいと言って渡しました。

まさか二人別々にチップをもらえるなんて、思っていなかった!

と言われてすごく喜んでもらえたのを覚えています。

でもそれくらい良い仕事をしていただいたので、この業者さんには感謝しています。

エレベータもないアパートで、3階まで運ぶのはきつかったと思います。それでも、淡々と仕事をこなす姿勢を見て、頭が下がりました。早くて丁寧、破損したものも一切なし。

引越しや運搬の仕事では、結構ものが壊れてしまう話を聞いていたので、本当にラッキーでした。

業者さんの見積もり時の対応って大事だなと思います。適正な価格と接客の時点で、ある種の信頼関係が生まれる気がします。